1/04/2022

2022/1月の散歩(都賀町)

2022/1/04
都賀町家中の総鎮守として、また「お酉様」として親しまれている鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも取り上げられるという、鎌倉幕府2代将軍、源頼家公が幼少の折、今の「百日ぜき」に罹り、心配した頼朝の妻二位尼君(政子)が当社に鶏肉と卵を断って病が治る様に祈願をしたとされる場所
それゆえに「お酉様」といわれるようである
また咳止めの神様ともいわれています
明治35年の台風で拝殿幣殿ならびに大木はことごとく倒壊し、現在の拝殿幣殿は明治37年に再建されたもので、拝殿前に掛けられている社号額は、その3年前の明治34年に壬生藩主鳥居忠文公が奉納したもの
御祭神は天日鷲命(あめのひわしのみこと、天日鷲翔矢命(あめのひわしかけるやのみこと))および大己貴命(おおなむちのみこと、大国主命(おおくにぬしのみこと)、大国様(だいこくさま))
11月23日の例大祭に行われる、強卵式(ごうらんしき)と呼ばれる儀式は、お酉様ならではのたいへん変わった行事です。
山盛りにしたご飯を山伏が食べろ食べろと責める強飯式は、日光の輪王寺や粟野町の発光路等で有名ですがここ鷲宮神社では、頂戴人が山盛りにした卵を残さず食べろと責められます。
裃姿の強卵頂戴人たちの前には初め、一升瓶のお酒が置かれています。そのお酒を神様の使いである天狗が清めの酒であるから一滴残らず飲み干せと責め立てます。
何とかその責めを乗り切ると、今度は大きな器に山と盛られた生卵を、一つ残らず食べつくすのじゃと責め立てられます。頂戴人たちはどんなに責められても卵を口にせず、有り難きこの卵は神様にお供えいたしますといって辞退します。その心掛けを良しとして、天狗たちが鷲宮神社の神様に御報告を申し上げるというあらすじです。
鷲宮神社に伝わる御神楽は伊勢神楽の流れを汲む、依田流太々神楽(よだりゅうだいだいかぐら)といい、神社焼失・洪水等により歴史は定かではありませんが、鎌倉頼家公のとりせき(百日咳)が回復した御礼にと、正月初酉の日、佐々木四郎高綱を使いとし御神馬と舞を奉納したと伝えられています。



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