3/09/2014

喜連川早乙女温泉

2014/3/09
さおとめではなく、そうとめと読みます。

温泉は、含硫黄-ナトリウム-カルシウム-塩化物泉(硫黄泉)で、73.4℃の源泉かけ流しが家から1時間かからずに到着できるという、素晴らしい温泉です。

しかし問題が多いのも確か。

その① 高い

喜連川の他の温泉が、300円~700円に対し、ここの入浴料は1,000円。2014/4/1以降は、1,050円になった。
湯の質が違うといえばそれまでだが、その他の設備面の遅れを加味すると、これは高い。

近隣の方でないと使えないと思うが、お得な温泉手形というものがあり、喜連川の8か所の温泉3か所に入れ、1,500円です。これを使えば平均500円になり、この問題は解決されます。

その② お高くとまってる

湯に自信があるのはわかります。それとこれとは次元が違うと思うのです。たとえば・・・

決して広くはない駐車場で、空きを見つけて停めようとすると目の前の看板に、
「地震等により瓦が落ちて車に被害が及ぶことがあります。それでも停めたい方は・・・」
すぐに遠くのスペースに移動しました。

受付の若い女性はふつーなのですが、例の温泉手形の購入を申し出ると、
「ここでは売ってません(キッパリ)。道の駅で買ってきてください(ピシャリ)」
道の駅まで片道3キロはあるのに。

ようやく脱衣場にたどり着くと、入れ墨御免はどこにでもあるとして、
「カメラ、ビデオ、携帯の使用禁止。無許可で撮影した当温泉をブログ等の不特定多数に掲載することは、著作権侵害に当たり・・・」

同じことを言うにも、書き方があるだろうに、と思うことが散見されました。

その③ 湯船と洗い場だけ

別に温泉ですから、それでいいんですよ。サウナがなければ入るに値しないと言っているわけではないのです。
私はスチームサウナが好きですが、贅沢をいうつもりは全くありません。
肩、腰、ふくらはぎがマッサージできるジェットバスがあるべきだとは思いません。
温度の違う湯船が2~3個あり、水ぶろが隣にあればいいなどと、そもそも入れもしない水ぶろを要求したりしていません。

しかし、悲しいじゃないですか。
私が浴場に入ったとき、二人の男性が洗い場の石の上で仰向けに寝ているのです。
湯船からあふれるお湯が、排水溝へ流れてゆくその途中に、仰向けに寝ているのです。
それは無言の抗議のようでもあり、天然の石床温泉を楽しんでいるようでもあり。
壁には「お客様の迷惑となるので、床に寝そべり禁止」。

せめてシャンプーくらい置いてほしいと、これだけはお願いしたい。

その④ 寒い

別の言い方をすれば、半露天風呂です。いいでしょう。
しかし、浴室に入った途端寒いのは、初めてのことです。
温泉なのだし、寒ければお湯につかればいいだけのこと、別に大したことではありません。

脱衣場の反対側は大きく開放できるガラス戸がついています。
この「ついています」が肝心で、密封することは不可能なガラス戸がついているのです。
この戸を開放すると、外の景色が見れるわけですが、雄大な男体山や高原山も、渓流も清流も見ることはできないのが、実に残念です。

ガラス戸の上は大きな三角屋根が、骨組みだけ存在します。
面としては大気解放されており、露天風呂気分が半分味わえます。

天井はというと、葭簀(よしず)がまばらにかぶせてあるだけ。なら完璧なのですが、葭簀の上にプラスチックの波板が。
しかも当日は風が強く、波板の一枚がバッタバッタと大きな音をたてていました。

百聞は一見にしかず。温泉のフライヤだから、載せても大丈夫でしょう。

以上が早乙女温泉の感想ですが、つまり温泉にこだわった温泉の中の温泉ではないかと思うわけです。
温泉を出た後は、大広間で休憩ができ、食事もとることができます。

ぜひとももう一度ゆっくりとつかりたい、そんな温泉です。お勧めします。
 [特別情報] 今だけ、しかも土日限定の、イチゴ丸ごと温泉まんじゅう(一個300円)は、あんこの甘みとイチゴの酸っぱさが温泉まんじゅうの皮とよくマッチした、幸せの一品です。

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