8/16/2013

蔵王山刈田岳の夏

8月のお盆休みに、宮城蔵王を訪れました。
蔵王エコーラインを遠刈田(とおがった)側から登り、御釜展望台のあるPより一つ手前の、大黒天Pに車を止め、片道約1時間の刈田峠アタックを開始。
標高差は、たったの300m強です。
愛犬も一緒に登山します。
出発時は25℃の気温ですが、快晴に恵まれ、これからどんどん暑くなりそうです。
この時期の高山植物は限られたものだと思いますが、出会えた自然を自分の記録に残します。
ヤマハハコ(山母子)
平地のハハコグサに似ていることからこの名前が付きましたが、同じキク科の植物です。
アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
蔵王連山の火山の跡が、よく見えます。

シロバナトウウチソウ(白花唐打草)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)とアサギマダラ
アサギマダラ Parantica sita とは、タテハチョウ科 Nymphalidae に属する蝶で、アゲハチョウの様に細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、また、人をあまり恐れないそうです。
夏に日本本土で発生したアサギマダラのうち、多くの個体が秋になると南西諸島や台湾まで南下することが判明した。
この秋の南下の中には直線距離で1,500 km以上移動した個体や、1日あたり200 km以上の速さで移動した個体もあるという、なかなかのつわものです。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)とハチ
イワオトギリ(岩弟切)
コマクサ(駒草)
蔵王では中央蔵王に限られた花。かつては群生していたそうである。
山から持ち帰ってしまう人が多く、数が激減しているという。今時そういう人は少ないのだろうが、知らずに踏まれてしまうこともあるのだろう。花の周りに石で輪を作り、目立つようにされていた。
ちなみに平地では育たないそうです。
シロバナニガナ(白花苦菜、学名:Ixeris dentata var. albiflora)
ハイキングコースから、御釜が見え始めました。
苅田岳山頂に到着です。是非拡大写真もご覧ください。「絵葉書のように美しい風景」などと表現するが、実際の風景のほうが美しいに決まっている。



刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)
好天に恵まれ、エメラルドグリーンの御釜を堪能しました。
蔵王エコーラインには、御釜の他にも見所があります。
遠刈田温泉側から順に並べてみました。

①エコーライン入り口の大鳥居から、前烏帽子岳方面を望む。
②滝見台から、三段の瀑布を作って澄川に注ぐ三階滝を眺めることが出来ます。
日本の滝百選に選ばれている名瀑で、高さ181mを細く三段に流れ落ちます。
②右手遠方には、不動滝かな?
③こちらは不動滝の見晴台です。
蔵王山中の瀑布のうち最も規模の大きな滝で、高さ53.5m、幅16m、滝つぼ32mあります。

④蔵王不動尊

⑤賽の磧にある、蔵王寺・延命地蔵尊


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